任務其の四の二「上野原市を調査せよ。」
続いて我らが向かった先は「珈琲屋佐藤」さま。
創業は1977年。現在のマスターは二代目で近隣の皆の衆が集う憩いのお店じゃ。
落ち着いた雰囲気の店内で、マスターにお話を伺いましたぞ!
まずは、珈琲屋さんと言う事で、マスターのコーヒーへのこだわりを伺ったところ・・・
「いや、特にないです!(笑)」
と即答で御座った。
この問答は動画に納めなかった事が悔やまれる程、何の澱みも無く潔い回答に御座りましたぞ(笑)
「では、人気メニューは?」
と伺ったところ・・・
「とんこつラーメンです(笑)」
との事!!
更に・・・
「頼まれれば寿司も握ってますよ(笑)」
と仰っていたぞ!!
聞けば、マスターは和洋中全て修行をして何でも作れるそうじゃ!
逆に
「作れないものは?」
と伺ったところ・・・
「裏のスーパーマーケットに無い食材の料理(笑)」
との事。
何一つ包み隠さぬマスター。
このお店が地元の皆に愛されるのは、マスターの人柄も大きいように拙者は思ったぞ!
折角お店にお邪魔したので、コーヒーと上野原郷土料理「せいだのたまじ」を頂く事に。
こちらが「せいだのたまじ」
小ぶりのジャガイモを皮ごと煮詰め、味付けした上野原市の伝統的郷土料理。
自称、グルメ通食リポ担当の猿ノ助が表情で味をお伝え致しまする!
恐らく語るよりも味が伝わるのではなかろうかと拙者は思う。
「珈琲屋佐藤」さまは夜は、Barもしており地域の方が「お酒持参」で良く訪れるそうじゃ。
特に持ち込みを禁止する事なく、「みんなが集まって楽しく過ごしてくれれば良い」と言うマスター。
将来的には、少子高齢化を懸念されていて「お年寄りの皆が車が無くても不自由の無いお店にしたい」との事。
是非、これからも地域の皆に愛されるお店を末永く続けて頂きたい!!
更にここからは「珈琲屋佐藤」のマスターと、「キヌア」を上野原市の活性化や新たな農産品としてのブランド化を進める株式会社QFactry、代表取締役の前島さまを交えて話をお伺い致しましたぞ。
上野原市は東京、神奈川に隣接する為、市内の皆は山梨県内(国中)よりも八王子等へ行く機会が多く、山梨県内の中心部方面には「フルーツ狩り」の時期等に行くことが多いそうじゃ。
また、上野原市には日ノ本でもTOPクラスに利用者の多い談合坂SAもあり、中央自動車道を利用する皆にとっては渋滞のメッカと言う負の印象が持たれがち。
国中の市町村と大きく違う点は、専業農家は数える程しかなく名産的な農産物が無く、会社勤めの方が多いとの事。
そこで、「キヌア」の商品化、地域活性化、就農の起爆剤として栽培を始められているそうで御座る。
既に商品化、販売されている物もあり、「珈琲屋佐藤」さまでも「キヌア」を使った料理を頂く事が出来まするぞ!
とは言え、皆の衆は「キヌアとは何ぞ?」と思っているで御座ろう。
言っておくが米国の映画スターではない!!
「スピード」「マトリックス」で知られる映画スターとは全く関係ない!!
皆の衆、これが「キヌア」で御座る!
キヌアは雑穀に分類される穀物で、古くは南米インカ文明で「雑穀の母」と称される作物。
1990年代にはアメリカ航空宇宙局NASAが「21世紀の主要食」と評しておりまする。
その理由としては、非常に栄養価が高くこの「キヌアだけ食べていれば死なない」と言われる程、万能食材のようじゃ!
また、穀物アレルギーなどの者でも、このキヌアを摂取してもアレルギー反応を起こさない事がわかっておる!!
日ノ本では、北海道、長野でも栽培がされているようで御座るが、唯一上野原市のみが商品化できる量の栽培に成功しているとの事じゃ!
今回特別に 「珈琲屋佐藤」さまで「キヌア」を茹でて頂き、食してみた。
無味無臭で正直言って、「キヌア」だけを食べても味気ない。
敢えて言おう、このままでは旨くない!
逆に言うと無味無臭であるが故、既存の料理に混ぜてもその料理本来の香り、味を邪魔する事無く十分な栄養を得る事が出来るとも言えよう。
ただし、ご飯に混ぜる、ラーメンに入れる等するとたんぱく質の過剰摂取になって、激太りするやも知れんので注意が必要じゃ!
こちらは既に商品化されている「キヌア入りの塩」で御座る。
他にも、「キヌア入りラー油」「キヌア入りみそ」等も商品化されておりまする。
山梨県は健康寿命日本一(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の都道府県で御座るか、ここ上野原市は「健康長寿の里」「長寿村」と呼ばれる地区があり、現上皇、上皇后さまも訪れた事がある地で御座る。
「キヌア」の力で更に上野原市、山梨県民全員の健康寿命が伸びれば幸甚に御座る!
是非、皆の衆も上野原市の「キヌア」を食して、健康で丈夫な体を維持するで御座る!!
【有限会社 珈琲屋佐藤】
営業時間:11:00~21:00(マスターの気分次第で変動あり!)
☎0554-63-2610
名残惜しいがお土産に「キヌア入りから揚げ」を購入し「珈琲屋佐藤」さまを後にした我らは、現上皇、上皇后さまがお立ち寄りになった「ふるさと長寿館」へ。
記念碑裏には平成8年と刻まれておりました。
こちらの売店でも「キヌア」商品をご購入いただけまするぞ!
【ふるさと長寿館】
☎0554-67-2910
最後に我らが向かった先は、上野原市の西原地区。
実はこの西原と言う地区は戦国時代、拙者達が仕えた甲斐武田家と深い関わりのある地。
この地は甲斐武田家の一族、西原武田氏が領有しており笛吹市一宮町に「一宮浅間神社」を勧請(かんじょう:神仏の分霊を他の場所に移しまつること)したと言われておりまする。
甲府方面から国道20号(甲州街道)を勝沼方面へ走ると、左手に大きな鳥居が御座りまする。その鳥居の先が「一宮浅間神社」で御座る。
そんな武田家と縁ある上野原市の西原地区で、移住者交流会が「合同会社 古民家のっけ」で開かれていると言う事で「珈琲屋佐藤」さまで買った「キヌア入りから揚げ」を土産に伺い申した!
突然の訪問に皆最初はビックリ。(特に我らに)
怪しい者ではない事をご説明し(特に我ら)自己紹介したあとは、皆と卓を囲み宴じゃ!!
集まっていた皆の衆は、生まれも歳も仕事も違うが一つの家族のように御座る。
移住した先で習慣、風習、土地柄に馴染めず村八分になって結局また移住してしまうと言う悲しい話を見たりする事も少なくないで御座るが、こうして移住した者同士、地元の者を交えて交流する事が出来れば、きっとそうした問題も自ずと減っていくのではないだろうかと拙者は思いまする。
集まっていた皆の衆から色々とご馳走をおもてなしになりつつ、最初は遠巻きに恐る恐る見ていた子供衆も遊んでいたおもちゃよりも我らをおもちゃにしておった!
子供衆と仲良くなったところで我らも帰路につく時間となった。
此度の調査も上野原市の魅力の本の一部では御座るが、是非皆の衆も上野原市を訪れ、また移住して『山梨県』を満喫して頂けたら幸甚に御座りまする!
冨田勘五郎 記す
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