忍務其の七「甲府市に残る古民家ジビエの店を調査せよ」
冨田勘五郎で御座る。
此度も、【CIH山梨地方創生合同取材プロジェクト】にて、山梨県甲府市にあるジビエのお店「ヤマワラウ」さまへ潜入して参った。
皆も既に承知の事と思われまするが、甲府市は昨年、開府500年を迎え戦国の世から現代まで、山梨県の中心地で御座る。
因みに、甲府と言う街を作った方こそ、我らのお屋形様武田信玄公の父上、武田信虎公に御座りまする。
現在の武田神社の場所へ居住を移し、政などを行うようになったのが甲府の始まりで、それまでは現在の笛吹市石和の地が甲斐武田家の本拠地に御座りました。
さて、余談が過ぎましたが、【季節の定食とジビエ ヤマワラウ】様はJR甲府駅からも徒歩で15分ととてもアクセスの良い場所で営業をされておりまする。
旧甲州街道に面しており、近代的な街並みにポツンとタイムスリップしたかのような古民家が目を惹くお店。
お店の入り口からして、情緒溢れる雰囲気で御座る。
入口の右手、厨房と隣接する場所には、ちょっとしたカウンター席も。
建物の奥にはなんと、中庭まで。
こうした何か箱庭感に古き良き日本のわびさびを感じるのは拙者だけではないはず!
中庭には、カフェのお店LE KOPPIさまも営業されて御座りまする。
さてさて、こちらの「ヤマワラウ」さまは古民家を改築して2019年より営業をされており、県内外からお客様が訪れているとの事。
現在はコロナ過により、県内のお客人が多いとおっしゃっておられましたが、我らが取材中にもお客様が絶える事無く、ご予約で来られたお客様にちょっと声をかけて見たところ、神奈川県からお越しのように御座った。
インターネットでこちらのお店を知って、訪れたとの事に御座る。
元が古民家で御座りまするので、席数が限られる中、客席の間隔を空けソーシャルディスタンスや換気にも気を付けておられましたぞ。
お食事は1300円のコースと2000円のコース。
こちらは1300円のコース。
季節のお野菜からなる前菜と鹿肉のジビエ。
こちらが2000円のコース。
鹿肉と猪肉のジビエ。
炭火でじっくり時間を掛けて焼いたお肉は、香りが豊潤で驚く程柔らかい歯ごたえに御座りました。
野生動物の肉と言うのは、普通は固く独特の臭みがあるので御座りまするが、そうした特徴は一切無く、どなたでも美味しく召し上がれる事間違いなし!
お味については、是非こちらの動画をご覧いただければ幸いに御座りまする。
【ヤマワラウ】さまは基本的にはお一人で切り盛りされておられ、店主様は長年料理に携わりつつ、なんと狩猟免許も持っており、狩猟もされるとの事。
お店に出す食材を採りに行っているわけではなく、狩猟した動物は2時間以内に解体所へ持って行かないと食肉としては使ってはいけないと言う決まりがあるそうで御座る。
また、動物の首から上に弾を当て、仕留めた物以外も食肉としては使ってはいけないとの事に御座る。
美味しい食事を頂いた後、隅々まで室内を調査していると、お二階へお上がる階段を発見!
実はお二階は客席ではなく、ワーキングスペースとしてお貸出ししていたり、個展の展示場などとしてお貸出ししているスペースとの事。
此度はご利用中の方が居られましたが無理を承知で、見せて頂けないかと尋ねて見たところ…快くOKして下さりました!!
この場を借りて改めて御礼申し上げまする!!
静かでとてもリラックス出来る甲府市中心街のお店、【ヤマワラウ】さまへ是非皆様も足をお運び下さりませ。
※席数が限られておりますので、ご予約の上お尋ねくださいませ。
【季節と定食とジビエ ヤマワラウ】
080-2144-6523
冨田勘五郎 記す